
2008年3月、KONISHIKIキッズ基金とその創設者であるKONISHIKIは、彼らの活動に賛同してくれた人々と一緒にワイアナエ地区にある7つの小学校に$70,000の寄付をしました。その7つの小学校の一つ、ワイアナエ小学校のジョン・ワタオカ校長先生にお話をおうかがいしました。
<第1回> ワイアナエ小学校
ジョン・ワタオカ校長先生 「ワイアナエの地で生まれ、育ったことを『誇り』に感じてほしい」
美しい自然とその裏にある貧困、ホームレス、そして恐ろしい覚せい剤
ワイアナエはオアフ島西部に位置しています。ワイキキから西へ車で約1時間走ると、やがて、吸い込まれそうなほどに美しく透き通る海とやわらかな白い砂浜が見えてきます。その美しい自然に育まれたワイアナエですが、心が痛むような悲しいイメージを多くの人々に持たれているのが現状です。
ワイアナエには、ワイキキから想像できないような貧困、ホームレスとして暮らす多くの人々、そして近年急速に広まっているクリスタルメスという覚せい剤による薬物依存に陥る人々・・・と多くの問題があります。

リーワードコースト |

ビーチの前に並ぶホームレステント |
クリスタルメスは依存性が高く、身体はもちろんのこと、精神をも破壊し、最悪の場合には人を死に至らしめる恐ろしい覚せい剤です。
実は、ハワイは人々によるクリスタルメスの使用割合がアメリカの中でもとても高く、大きな社会問題となっているのです。
「ワイアナエ小学校の約80%の子供たちは、経
済的に苦しい家庭の子供たちです。更に悲しいことに、何人かの子供たちは、ビーチサイドに並ぶテントに家族と共に住み、そこから学校へ通っているのです。」
穏やかな笑顔のワタオカ校長先生が厳しい表情でこのように語りました。
「テント」とは、ビーチサイドや公園に建てられたホームレスの人々の住む「家」のことです。その人々は、ビーチにある砂落とし用のシャワーや公衆トイレを使って生活しているのです。
子供たちに差しのべられた地元ワイアナエの人達の暖かい手
そして、ワタオカ校長先生は語ります。
「ワイアナエにある問題は、すぐに解決できるものではないと思います。これらの問題を解決するには長い期間を必要とするでしょう。ワイアナエの人々は、今、マスメディアによってもたらされたワイアナエのマイナスイメージを変えていこうと動き出しています。KONISHIKIキッズ基金の行う活動は、その為の重要なステップだと思っています。
彼らの活動によって、ワイアナエの子供たちやその家族の気持ちもポジティブになってきています。人々は、ワイアナエで生まれ、そしてそこで暮らしている事を『誇り』に思うようになってきているのです。
特に、学校への寄付や日本への文化交流プログラムは、やる気と未来への夢を与え、人生を切り開くための後押しをする素晴らしい機会を子供たちに提供してくれています。これらのサポートは、子供たちが自分たちの将来に夢を持ち、『一生懸命に働く心と力』、『物事を論理的に考え、分析する心』、『社会の中でリーダーシップをとる力』を育てることに大変役立っています。

ワイアナエ小学校の(左から)ラステイシャ、カイリー、シャワネシー。購入されたプロジェクターを前に皆嬉しそう。 |
彼らの活動は、ワイアナエの子供たちにとって、とても有益であり、価値あるものだと言えます。私は、KONISHIKIキッズ基金の活動に本当に感服しています。」
ワタオカ校長先生は、KONISHIKIキッズ基金から学校に寄付された一部で授業で使うためのプロジェクターを購入しました。
「私は、貧しくてお金が無いからという理由で、子どもたちからパソコンや最先端の技術に触れる機会を奪うことはしたくないのです。学校に来れば、最先端の技術に触れられ、それらを使うことができる。そんな環境にしてあげたいのです。」
ワイアナエで生まれ育ったことを誇りに感じてほしい
厳しい現実がある一方で、ワタオカ校長先生はワイアナエの素晴らしい一面も語ってくれました。
「ワイアナエは、“世界の中でも美しいビーチの一つ”と言われるマイリビーチや、釣りを楽しめるベストポイント、ハイキングをする人々が訪れる美しい山々など、美しい自然に囲まれている地域です。

リーワードコーストのカネアナ洞窟の前に広がる海と碑石 |
ワイアナエハーバーで魚釣りをする
子供たち |
そして、何よりもワイアナエの人々はアロハの心であふれています。見ず知らずの人でも誰でも、友達や家族と同じように、助け合い、励ましあい、思いやる、そんな支え合いのスピリッツがここワイアナエには根付いています。
なので、子供たちには、ワイアナエに他にはない素晴らしいことがたくさんあることを知り、この地で生まれ、そして育ったことを『誇り』に感じてほしいのです。」

目標を語るワタオカ校長先生 |
ワイアナエの希望である子供たちへ・・・“Just Believe(自分を信じて)”
ワイアナエの子供たち、そしてその家族のために尽力を惜しまないそんなワタオカ校長先生には目標があります。
「ワイアナエ小学校の卒業生の80%、いや、それ以上の子供たちが大学に進学できるようにしたいです。そして彼らが大学で学んだことをワイアナエに持ち帰り、私たちの社会を良くするために活かしてほしい。子供たちはワイアナエの希望なのです。」
そして、最後にワタオカ校長先生はワイアナエの子供たちに暖かいメッセージを送ってくれました。
「Just Believe. I believe in you, and you should believe in yourself. You can do anything you want to do.」(まず、信じることです。私は君たちを信じています。君たちも自分を信じてください。そうすれば、きっと何だってできるはず。)
自分を信じ、夢を持つこと。ワイアナエの希望である子供たちは、人々の暖かいまなざしに見守られながら、ワイアナエの明るい未来へと歩み始めています。
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[お話を伺ったワイアナエ小学校]
ハワイ オアフ島で最も歴史のある学校の内の一つ、ワイアナエ小学校。オアフ島西部、リーワードの美しい海岸線のそばに建てられています。ワイアナエ小学校に通う子供たちのほとんどが、ハワイ諸島に古くから繁栄しているハワイ人の子孫です。学校では、第二外国語として英語を学ぶ語学プログラムやカウンセリングなど、様々な教育プログラムが子供たちのために用意されています。
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[ 編集後記 ]

心温かいアロハなプネハナさん |
ワイアナエ小学校を後に、学校のそばにある一軒の家に目が留まりました。その家の庭には大きな木があり、そこにはたくさんのおいしそうなマンゴーの実が。眺めていると、中からその家の住人が出てきました。彼の名はプネハナさん。ワイアナエ小学校の卒業生で、今はマイリ小学校(寄付された7つの小学校の内の1つ)の先生をしているとのこと。
見ず知らずの私たちに気さくに話しかけてきてくれた彼は、そのおいしそうになっているマンゴーをもぎとり、なんと、私達にくれたのです。その数、十数個。とても感動し、彼の暖かい笑顔を見たとき、 私たちはふとワタオカ校長先生の言ったことを思い出しました。
「ワイアナエにはアロハスピリッツが根付いている。」まさにそれを目の当たりにした瞬間でした。多くの人達が失いかけてしまった他人を思いやる心、それはこのワイアナエには今もその人々の心に息づいているのです。 |
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[ オハナ・デイ ]
2008年7月4日、アメリカ合衆国独立記念日に、KONISHIKIキッズ基金がハワイアン・ウォーターズ・アドベンチャー・パークでチャリティイベント「オハナ・デイ」を開催します!ダンスコンテストに、ハワイアンミュージックの生ライブ、そして豪快な花火大会などなど、皆で盛り上がろう!
独立記念日はハワイでオハナ・デイを楽しもう!
オハナ・デイ チャリティイベント
KONISHIKIキッズ基金では皆様からの募金をお願いしております。皆様のご協力をお待ちしております!
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